コンタクトセンター 開設準備のイロハ
目次[非表示]
- 1.必要不可欠な「コンタクトセンター」
- 2.チャネルの選定、開局までの準備項目
- 2.1.窓口設備の設定
- 2.1.1.【電話/メール共通】
- 2.1.2.【電話の場合】
- 2.1.3.【メールの場合】
- 2.2.応対マニュアル(FAQ)の整備
- 2.3.オペレータへの研修
- 3.委託コンタクトセンターがクライアント様にもたらすもの
- 4.今回のまとめ
必要不可欠な「コンタクトセンター」
今回は、キャンペーン実施にあたって必要不可欠なコンタクトセンターの立ち上げについて、お届けします。
「コールセンター」はよく分かるけど、「コンタクトセンター」という語句は、あまり馴染みが無いかもしれません。
「コンタクトセンター」とは、電話はもちろんのこと、メールやチャット、Webサイトなども含め、消費者からも問い合わせの対応を行う部署、部門の総称です。
問い合わせを受付けるチャネルが多様化し、ここ数年で浸透してきた呼称です。
コンタクトセンターの窓口開設までには、細かなタスクと複数の工程がありますが、今回は大まかな部分をご紹介します。
チャネルの選定、開局までの準備項目
電話か、メールか、チャットか、SNSならDMか…。
最近ではチャット対応を導入する企業も増えていますが、一般的にはまだまだ、電話・メールが主流と言えます。
電話・メール、その他のチャネルにも共通して、問い合わせ窓口開設に必須となるのが、以下の準備です。
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1、窓口設備の設定
2、応対マニュアル(FAQ)の整備
3、オペレータへの研修
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窓口設備の設定
電話であれば、フリーダダイヤルやナビダイヤル等の番号取得、電話交換機の設定(応対日・時刻設定、時間外アナウンス設定)等がこれに当たります。
メールの場合には、窓口となるメールアドレスの取得・設定、メールソフト内のフォルダ区分や署名の設定などがあります。
また、これらの設定を行うにあたっては、事前に以下項目の確定が必要です。
※下記「★」は必要に応じて
【電話/メール共通】
・事務局名称
・対応期間・曜日・時間帯
【電話の場合】
・ダイヤル種別(フリーダイヤル/ナビダイヤル/IP電話)
・電話番号
・対応時間外、および開局前/開局後等のアナウンス録音の原稿 ★
【メールの場合】
・メールアドレス
・問い合わせ受信時の自動返信原稿 ★
設備には影響しない場合もありますが、想定する問い合わせ数に対して、何名オペレータを配置するか、対応人員数の確定も必要です。
ここを見誤って、仮に想定以上の膨大な問い合わせがあった場合には、対応が追い付かなくなり、消費者からのクレームに繋がる恐れがあります。
応対マニュアル(FAQ)の整備
どのチャネルを使うかに関わらず、必要になってくるのが「応対マニュアル」です。
その内容は、企画概要、告知ツール、消費者からの問い合わせを想定したFAQ(よくある質問)など。
消費者からの問い合わせに対する案内は、オペレータの誰が対応しても同じ内容である必要があり、品質の標準化のためには、FAQの整備は必須です。
FAQは、企画概要、応募方法、賞品、個人情報管理といった分類に分け、想定する設問と回答を作成します。
FAQはオペレータにとって命綱とも言える、業務上の重要文書ですので、キャンペーン全体を広く、深く把握した上で、考え得る限りの質問とその回答を網羅しましょう。
また、コンタクトセンターを外部に委託する場合には、FAQを十分に準備することは、コールセンターからクライアント様へのエスカレーション(個別の問い合わせ報告~回答戻し)の頻度の低減にも繋がります。
委託する場合には、事務局側としっかり内容を固める事をおすすめします。
メール窓口の場合には、予め返信文のテンプレートを用意するのが良いでしょう。
テンプレートは開局後も問い合わせ内容の変化に応じてブラッシュアップして、
より確度の高い内容に育てていきましょう。
オペレータへの研修
応対マニュアルが完成したら、コールセンター開局前にオペレータに応対研修を行います。
研修の説明内容は、大まか以下の通りです。
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・キャンペーン概要
・FAQによるティーチング、オリエンテーション
・センター内機器の操作方法
・問い合わせレポート起票方法
・個人情報管理ルール
・構内エスカレーショルール など
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研修の所要日数は、コンタクトセンターの業務範囲、情報量によってまちまちです。
仮にコールセンターで架電が必要な場合には、トークスクリプトを用意して研修を行います。
また、十分な応対マニュアルが完成していても、
オペレータが内容を理解して活用できなければ、全く意味が無いものになってしまいます。
研修内容をオペレータに浸透させるためには、説明の順番を工夫したり、重点ポイントやベストプラクティスを示すのがいいでしょう。
コールセンターの研修では、オペレータと管理者にあたるスーパーバイザー(SV)間で、「オペレータはどこまで応対して、どの時点で(何をきっかけにして)SVが代わって対応するのか」の判断を共有しておくことをおすすめします。
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例)
・応対マニュアルでは対応できず、問い合わせがより複雑な内容である場合
・温度が高いクレームで、問題が肥大化するとSVが判断した場合
・「責任者に代わって欲しい」と明確に言われた場合
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委託コンタクトセンターがクライアント様にもたらすもの
問い合わせ窓口に求められる役割は、「消費者からの質問、お困り事の解決」です。
そして、業務委託されたコンタクトセンターの場合には、クライアント様への迅速な数値や問い合わせ内容のフィードバックによって、いわゆるPDCAの「C」(Check/評価)の一旦を担います。
とりわけ、不備やトラブル発生時には、タイムリーに入ってくる消費者からの意見やクレームをクライアント様に即座連携し、早期改善のスタート地点にもなります。
委託先としては、以下のような点を求めるのが良いでしょう。
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・クライアント様の一員としての自覚を以って消費者に対応する
・生の声と発生事象を迅速かつ適切にアウトプットする
・消費者・クライアント様双方の視点で改善提案を行う
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今回のまとめ
・窓口設置の進行が先決(電話番号/メールアドレスの取得・設定)
・オペレータマニュアル(FAQ)等のソフトを整備する
・オペレータ研修の質が、応対品質の質に直結する
コンタクトセンターの設置を検討する際には、その企画の規模(実施範囲、期間、反響想定)によって自社で賄うか、外部に委託するかの判断になるかと思います。
また、自社で稼働させるには、設備や人的リソースが必要なため、立ち上げまでにかなりの時間とコストを要します。
キャンパケでは、
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「スポットでコールセンターを用意したい」
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当社のコンタクトセンターは、ISO27001(ISMS)の基準に準拠して運営しており、入退室を制限・管理したセキュリティエリアに設置。
コールセンターでは全通話録音、メール窓口では当日時間内の受信分は当日中の返信を基本のサービスレベルとしております。
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今後とも、“キャンパケ”をよろしくお願いいたします。
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