「厳正なる抽選」の現場より
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皆さんのお悩み「抽選のやり方が分からない」
今回は、応募者の命運を大きく左右する、キャンペーンの抽選について紹介します。
キャンペーンの実施、事務局の運営を考えている企業様からは、以下のような相談を頂戴します。
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「適切な抽選のやり方が分からない」
「抽選って難しそうで、ノウハウもない」
「デジタル抽選だけでも代行してもらえないか」
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確かにキャンペーンの抽選については、どのように実施すべきなのか、ノウハウが無ければ困ってしまいますよね。
抽選方法に定めはあるのか
・抽選の在り方は公なルールに定められている?
・抽選をどのように行うべき?
これを消費者庁Webサイトで調べてみると、以下の答えが見つかります。
[A]の前半部分にあるように、規定はないのです。
あくまで方法は実施者に委ねられており、かつ消費者に告知した内容に沿って行うことが必要となります。
また、消費者に告知した方法とは、「厳正なる抽選」であることがほとんどでしょう。
抽選の具体的な方法は?
それでは、実際の抽選方法はどのようなものがあるのでしょうか。
以下、実例をご紹介しましょう。
ハガキ応募の場合
ハガキの場合は、事前にコース毎に分類された応募破ハガキの束を用意して、コース毎に事務局スタッフが無作為に当選本数分のハガキ枚数を抜き取ります。
この時、当選本数とは別に重複当選による繰り上げ当選用として、一定の割合で予備当選ハガキも抜き取っておきます。
当選と予備当選のハガキの抽出が完了したら、あと応募条件であった記入項目が満たされているか、レシート貼付のマストバイキャンペーンの場合には、条件を満たしたレシート内容であるか(購入日時、購入店舗、お買い上げ金額、対象商品の購入など)をチェックします。
これが終われば、賞品発送用の送り状ラベルを作成するために、郵便番号、住所、氏名などの個人情報入力を行います。
個人情報入力後のデータ突合によって重複当選の排他、繰り上げ当選を実施し、最終的な当選者が確定します。
Web応募の場合
いわゆるデジタル抽選、という方法を用います。
当社の場合は、抽選用のプログラムを組んでおり、対象となる応募者リストを用いて、ランダムに当選者を選出しています。
応募者一人ひとりに一意の番号を採番し、生成した乱数を突合させて当落を判定します。
項目に対する記入不足分の排他や、年齢制限がある場合には○歳以上といった条件設定も可能です。
予めプログラムを組んでおけば抽選作業は楽ですが、社内リソースが無い場合には、
エクセル上で乱数を生成、突合して当選者を確定させる方法も有効でしょう。
SNS応募の場合
予め応募条件(フォロー、リツイート、指定ハッシュタグ等)を満たした応募アカウント一覧を用意します。
応募アカウント一覧の作成は、SNSの管理ツール、もしくは人力での収集によって行います。
その後の抽選方法は、前述のWeb応募の場合と同じで、デジタル抽選を用います。
ご要望があれば、抽選会の立ち合いも!
消費者との約束が「厳正なる抽選」である場合、抽選は無作為が原則のため、アタリかハズレかは、まさに運次第なのです。
当社の場合、抽選はお任せいただく形で事務局運営スタッフのみで行う事がほとんどですが、ご要望があれば、企業担当者様が立ち合いの下、抽選会を実施させていただくこともあります。
多くの場合、企業担当者様は実際の抽選に立ち会う事が初めてで、皆さん、うれしそうにハガキを眺めては、内容を確認して、当選者を選出されます。
自身が担当するキャンペーンに多くの反響があった事を肌で感じられる瞬間ですね。
コンテストや公募といった企画のキャンペーンでの場合には抽選ではなく、選考となるので、
応募内容を吟味して受賞者を選出することになります。
当社では、コンテスト企画の事務局代行実績もあり、過去には応募作品管理、選考会の設営・準備、当日の進行も担当させていただきました。
↑全国規模のイラストコンテスト選考会を運営代行
「厳正なる」を記録に残す
応募者にとっては、まさに明暗の分かれ目となる抽選。
それだけに作業は厳選に、責任をもって実施することが必要です。
当社ではその証跡として、抽選作業の写真と作業手順を記した「抽選会記録」を作成して、ご報告させていただいています。
ここでもやはり、エビデンスを残す事は事後の実施証明、トラブル回避の意味でも、重要です。
今回のまとめ
・応募チャネルに関わらず「厳正なる抽選」とは基本、無作為であること
・Web、SNSの応募分はデジタルでのランダム抽選を実施
・実施した抽選方法が分かる記録をエビデンスとして残す
余談ですが、私も個人的にキャンペーンに応募する事があるものの、これがなかなか当たらず。
きっと厳正に抽選いただいて、厳正に落ちてるんだろうな…。
今は運気が下がっているのだと捉えて、これからも応募し続けたいと思います。
今後とも、“キャンパケ”をよろしくお願い致します!
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